2010年02月05日
海角七号 君想う、国境の南
台湾映画「海角七号」を見てきた。台湾で歴史的大ヒットをした作品だ。
初めの20、30分は、この物語のつかみどころ、というか、どこへ話が進むのか、わからなかった。
終戦後、台湾から日本へ帰る船の上から書かれたラブレターが、映画のキーポイントとなって、話は進む。台北で歌手になるという夢が破れた青年、日本人のエージェントの女性、舞台となる町の町おこしに余念がない町議会議長(まるで小沢一郎)などが一つになり、最後は素敵なハーモニーを奏でる。
台北の(そこしかしらないが)、喧騒と違い、地方のゆったりとした時間が、気持ちいい。
でも、なぜ大ヒットしたのだろうか。「日本人」が出てくることで、その日本人がラブレターの相手を結局は「捨てた」ことに、台湾の人の心が動いたのだろうか。全体的に、脚本、演出も初々しいという印象の映画だった。
ノート、監督、ウェイ・ダーション、出演、ファン・イーチェン、田中千絵、中孝介、シノ・リン、レイチェル・リャン
1月31日 桜坂劇場
Posted by ダイアン・M at 17:37│Comments(0)
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