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ダイアン・M

2009年12月29日

ゼロの焦点

ゼロの焦点



 松本清張生誕100年映画「ゼロの焦点」を見てきた。おもしろかった。昭和30年代の日本が表れ、レトロチックな画面に見入ってしまった。

 北陸の暗く、荒れた海がこの物語をあらわしている。そのバックに流れる音楽もよかった。映画を見たあと、原作を読んだが映画が断然おもしろかった(原作ももちろんいい)。脚本がいいのだろう。

 主人公の広末涼子。私はこの人が出てきて国民的アイドルになったときのことを知らないのだが、80年生まれというから来年30歳。結婚して、すぐに夫が蒸発してしまった妻の不安、悔しさ、悲しさをよく演じていたと思う。持ってうまれた品のよさが良家の娘、妻という感じだ。

 地方の名士夫人を演じた中谷美紀も迫力があった。彼女の赤いコートを着てサングラスのかっこうが、時々鏡に映ったが、ヒッチコックの「サイコ」、ブライアン・デ・パルマの「殺しのドレス」を思い出させた。

 日本が米占領下におかれた時期、米兵相手に買春をしていた女性がそれをかくそうとすることから起こった事件。清張は、冷静にそのときのことを書いている。

 ノート:監督、犬童一心、出演、木村多江、西島秀俊、杉本哲太、鹿賀丈史、市毛良枝、本田博太郎、黒田福美
12月22日、メインプレイス

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Posted by ダイアン・M at 12:41│Comments(0)感想
 
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